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千疋屋総本店のレストランでフルーツを使った本格フレンチのコース!『日本の果物はすごい』出版記念ディナーに行ってきた

こんにちは、ねんざBと申します。普段は個人のブログでイベントのレポートや商品レビューを書いたりしています。

さて、品種ナビゲーターの竹下大学さんの新著『日本の果物はすごい-戦国から現代、世を動かした魅惑の味わい』が9月に発売されました。

この出版記念ディナーが「千疋屋総本店 デーメテール」というフレンチレストランで開催されるということで、行ってきました!

日本橋にある「千疋屋総本店」の本格フレンチ。

「千疋屋総本店 デーメテール」は、東京メトロ 半蔵門線・銀座線の三越前駅から駅内直結の徒歩1分、日本橋三井タワーの2Fにあります。

「千疋屋総本店」といえば、高級、高品質のフルーツブランドの代名詞。実店舗ではフルーツパーラーでアフタヌーンティーを楽しむ、みたいなイメージを持っていたのですが、本格的なフレンチレストランもやられているんですね。

1Fに千疋屋総本店のメインストアがあって、2Fが「千疋屋フルーツパーラー」の「ワイン&ダイニング デーメテール」というレストランになっています。千疋屋のフルーツを使ったフレンチコース、非常に楽しみにしてやってきました!

デーメテール|千疋屋総本店 より。

会場は高い天井で開放感のある、落ち着いた空間のレストランです。

テーブル席に着席し、パーティーの開始を待ちます。

出版記念パーティー、開始。

今回の『日本の果物はすごい』の編集者、酒井孝博さんの乾杯の発声でパーティーはスタート。『日本の品種はすごい』の作者、竹下大学さんについてや編集についての小話も語ってくださいました。

千疋屋総本店の丸山さんは、『日本の果物はすごい』を大絶賛!「これまでになかった果物の本で非常に面白く、若手の研修にも役に立ちそう、他の従業員にもオススメしている」と話してくれました。

会食が進む中、竹下大学さんが料理に使われているフルーツの品種にまつわる話を、ときおりクイズを交えながら紹介してくれたりして、非常に面白かったです。

例えば、長野県の「りんご三兄弟」や「ぶどう三姉妹」。この、きょうだいの順番、上から、早く出荷される順番だとか。ふむふむ!

お待ちかね、フルーツたっぷりのフレンチコース!

今回の出版記念ディナーで提供されたスペシャルディナーコースの料理を写真でご紹介していきます。

マンゴー・キャビア・リコッタチーズのタルトレット

最初にでてきたかわいいタルトレット。さっぱりしたリコッタチーズの上にキャビアがのって、中にはマンゴーが入っていました。手づかみでパクっと一口でいただきます!

アボカド・パパイヤのテリーヌ サラダ仕立て

続けて、めちゃくちゃ華やかなサラダ風プレートが登場。

トロッとした口当たりのアボカド、パパイヤが入ったクリーミーなテリーヌがめっちゃおいしい!添えられたナデシコ?もかわいいですね。

コースにはパンが用意されていたのですが、ここでも今回のパーティーならではの発見が。

同じテーブルには、国産レモンの魅力を広める Lemon Style Company の活動をされている朝比奈千穂さんがいらっしゃったのですが、レモンのおいしい食べ方として、「オリーブオイルに絞る」というのを教えてもらいました。

さっそく、レモンを絞ったオリーブオイルで食べてみたところ、レモンの酸味と爽やかさがプラスされて、なるほどこれはおいしい!明日から真似しようと思います。

スペイン産 ハモン・セラーノに旬の柿葡萄を添えて

こちらの生ハムは、世界三大生ハムの1つスペインの「ハモン・セラーノ」。キャラメリゼされた柿とぶどうが添えられています。(柿は、長野県産の「太秋」だそうです。)

ハモン・セラーノの塩気と甘い柿のマリアージュ、最高ですね。ワインなんかもどんどん進みそうな旨さ。

添えられている二種のぶどうは「シャインマスカット」に「クイーンルージュ」。ちなみに、シャインマスカットとユニコーンという品種をかけ合わせてつくられたのが「クイーンルージュ」というぶどうで、親子関係にあることを、料理をいただきながら竹下大学さんに教えていただきました。

カボチャのポタージュ リンゴのコンポートとともに

スープは、温かくて甘いかぼちゃのクリームポタージュでした。今日はフルーツ関連のイベントですが、かぼちゃも大好物なのでテンション上がります。

スプーンですくうと、クルトンの他に乗っかってきたのは、刻んだりんごのコンポート。(岩手県産の「紅いわて」使用)

かぼちゃの甘いスープの中にそれを超える甘さと酸味のあるりんごがアクセントになっていて、これまた非常においしい!

真鯛と帆立のポワレ オレンジソース ラタトゥイユ添え

こちらは真鯛とホタテのポワレ。果肉も添えられたさわやかなオレンジソースが、オリーブオイル薫る真鯛にもホタテにもピッタリ。

アンガス牛サーロインと洋梨のロースト 赤ワインソース

お魚だけでなく、お肉もいただきました。しっとりとしたアンガス牛のステーキは、赤ワインのソースだけでもすごくおいしかったのですが、添えてあるものにも注目。

最初、ポテトかなと勘違いしたのですが、実はローストした洋梨でした。これが非常に柔らかくて甘いコンフィチュールのよう。お肉と一緒に食べると口の中にさらなる幸せが広がります!

洋梨はそのしっとりとした口当たりから「バターペア」と称されるそうですが(これもこのパーティーで勉強しました)、まさにバターのような濃厚でとろける味わいが最高ですね。

ちなみに、この洋梨は入荷時に品種が記されてなかったためお店でも確認できないそうなのですが、竹下大学さんは「ラ・フランス」ではなくおそらく「バラード」だと推理。「ラ・フランス」の食べ頃にはまだ少し早いからだそうです。

フルーツの盛り合わせとソルベ(葡萄は岡山県産の「ピオーネ」。他のフルーツは国産の時期ではないため、旬の輸入もの。)

デザートは、コーヒー・紅茶に、フルーツの盛り合わせ。どれも非常に甘くておいしい、最後まで彩り豊かで華やかなコースでした!

おわりに

今回の出版記念ディナーでは、千疋屋総本店 デーメテール さんのおいしいコース料理を頂きながら、著者の竹下大学さんはもちろん、参加者の方からもフルーツにまつわる興味深い話をたくさん聞くことができて、非常に楽しかったです!

なお、パーティーの中で、以下の参加者の方々がライトニングトーク的にその場でお話をしてくださいました。
LEMON STYLE COMPANY 朝比奈千穂さん
管理栄養士 北村陽子さん
橋本梨園 橋本哲弥さん
川清園 川島幹雄さん

フルーツの生産者さんや、その魅力を伝える、広める活動をされている方々も多数参加されており、新しいすてきな出会いの場にもなっていたような、そんな気がしました。

今回のパーティーでは、参加者に書籍『日本の果物はすごい』と千疋屋さんのフルーツケーキがお土産として配られました。ぼくはパーティーに先駆けて購入し、読み終えたところだったんですが、日本のフルーツの歴史が学べるだけでなく、品種についての小話もたくさん散りばめられていて楽しく読むことができました。

また、今回、落ち着いた雰囲気の中、本格的なフレンチがいただける「デーメテール」というお店を知ることができてよかったです。このパーティーでのコースは特別なものだったようですが、普段から千疋屋総本店のフルーツを活かした料理を提供されているそうなので、次回また利用するのがとても楽しみです。

日本の果物も、千疋屋総本店のレストランもすごい!

デーメテール|千疋屋総本店

なお、すでにこの FuruFumu でも『日本の果物はすごい』について、竹下大学さんへのインタビュー記事が掲載されております。気になった方はそちらも合わせてチェックしてみてください!

『日本の果物はすごい』 著者・竹下大学氏インタビュー | FuruFumu (フルフム)

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