桃のコンポートとフローズンヨーグルトで、夏をいっそう爽やかに
はじめまして、Ayaです。私がフランス滞在中に1番よく食べた桃!大好きな桃を使ったレシピを記念すべき第1回目に皆さんに紹介します!
みずみずしくて、繊細な日本の桃の良いところを失わないように、シロップの甘さをギリギリまで控え、皮ごとコンポートにすることで、皮と実の間にある香りやコクをぎゅっと閉じ込めるように工夫しました。
初夏に食べたくなるような涼しいデザート仕立て。じゅわっとジューシーな桃のコンポートに、すっきりした味わいのフローズンヨーグルトを合わせ、酢橘とオリーブオイルの爽やかな香りが食欲をそそります♪
材料(4〜6人分)
桃のコンポート
- 桃2〜3コ(少し固め)
- 白ワイン(辛口)375ml
- 水375ml
- グラニュー糖175g
- レモン汁10ml
フローズンヨーグルト
- 生クリーム(乳脂肪分35%)100ml
- グラニュー糖10g
- プレーンヨーグルト(無糖)400g
- コンデンスミルク(練乳)120g
仕上げ用
- すだち(カボスやライムで代用可)1個
- EXバージンオリーブオイル適量
作り方
桃のコンポート
桃は軽く洗い、割れ目に沿ってアボカドを切るときのように包丁で一周切り込みを入れる。優しくねじり、半分に分ける。
片方は種がついているので、スプーンなどで取る。
鍋に白ワイン、水、グラニュー糖、レモン汁を入れて火にかける。沸騰したら桃を皮を下にして加える。再度沸騰してきたら火を弱め、アクを取り除き、桃の表面が出ないようにクッキングシートで落とし蓋をする。
※お子さまも一緒に召し上がる場合は、桃を加える前に2~3分しっかり沸騰させてアルコール分を飛ばしてください。
弱火で5〜6分やさしく煮る。火を消してスプーンなどで桃をひっくり返し、断面を下にする。紙蓋を戻し、そのまま粗熱を取る。
※皮には桃の香りの成分とアントシアニン系の色素が含まれているので、皮と一緒に煮ることで、香り豊かで淡い桃色に仕上がります。
保存容器に移し、桃が空気に触れないようにラップで落とし蓋をする。冷蔵庫で一晩しっかりと冷やす。
シロップから桃を取り出し、皮をむく。くし切りにする(1つを6カット)。
フローズンヨーグルト
ざるに、キッチンペーパーを敷いてヨーグルトを入れ、30分以上水切りして300gにする。
ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、氷水に当てながらハンドミキサーでツノがピンと立つくらいまで泡立てる。
※量が少なく金気が出やすいのでガラス製のボウルがお勧め。
水切りしたヨーグルト、コンデンスミルクを加えて全体を大きく混ぜ合わせる。ホーローバットに流し入れ、冷凍庫で凍らせる。1時間ほどしたら一度スプーンで混ぜ、さらに凍らせる。30分おきに底から混ぜる作業を2~3回繰り返すとふわっとした食感に仕上がる。完全に固まれば完成。
※カチカチで混ぜれない場合は少し常温においてから混ぜる
※完全に固まればバットごとジッパー付き食品保存用袋に入れて匂い移りを避ける
盛り付け
器にフローズンヨーグルト、桃を盛り、オリーブオイルを細く垂らす、すだちの皮を削って、果汁を軽く絞る。
コンポートの液体はホーローバットに移して冷凍庫で1時間ほど凍らせ、 フォークの背でクラッシュするように混ぜ、さらに凍らせると美味しいグラニテに♪
レシピのヒント
落し蓋の作り方
クッキングシートをカットして作る落し蓋の作り方です。その都度作るので洗い物が少なく清潔です。 作り方はとっても簡単。落とし蓋を使って煮ると、味や色がムラなく仕上がります。
あとがき
初夏のこの時期、どこのマルシェにも色んな種類の桃が山積みになって、通りが熟した桃の甘い香りに包まれます。桃好きにはたまらない美しい光景! フランスの桃は種類がとても豊富で、丸い形の白桃・黄桃はもちろん、平らなものや、うぶ毛がなくツルッとしたものまであって、それぞれに味と香りがしっかりと凝縮しています。日本ではあまり馴染みがないのですが、酸味もあり、果肉もしっかりとしているので、オーブンでローストしたり、バーナーで炙ったりと加熱調理することが多いのもフランスならではだと思います。