レシピ

シナモン香る焼きりんごとクランブル

Aya

この記事を書いた人

Aya
パリの元パティシエ・2児のママ

寒い季節にあつあつの焼きリンゴをはふはふ頬張る。。。焼き始めるとキッチンにりんごの甘酸っぱい香りとシナモンがふわっと香ってなんともしあわせな時間♪
スパイスの香りがアルザスやドイツのクリスマスマーケットを連想させます。
ホットワインや熱い紅茶と合わせてしっぽり食べてほしい冬のデザートです♡

お菓子作りに使うりんごといえば酸味の強い「紅玉」が有名ですが、なかなか手に入りにくいので、身近な「ジョナゴールド」を使いました。生食するとモソモソした食感で私は少し苦手なのですが、焼くと適度な酸みと甘みのバランスがよく、抜群に美味しい!歯ごたえがなくなるまでしっかり火を通すのがポイントです♪

材料 (1~2人分)

焼きりんご

  • りんご ※1コ
  • 無塩バター適量 (3g程)
  • 〈シロップ〉グラニュー糖20g
  • 〈シロップ〉シナモンパウダー約1g(小さじ1/2)
  • 〈シロップ〉無塩バター5g
  • 〈シロップ〉水30cc (大さじ2)
  • 〈盛り付け〉プリッツ ロースト塩バター 1本

クランブル(りんご2コ分)

  • 薄力粉20g
  • グラニュー糖20g
  • アーモンドパウダー(皮なし)20g
  • 無塩バター20g

作り方

クランブル

<下準備>
・オーブンを180℃に予熱しておく。
・バターを常温に置いて柔らかくしておく。

ボウルに粉類(薄力粉・グラニュー糖・アーモンドパウダー)入れ、混ぜ合わせる。
柔らかくなったバターをのせて、ゴムベラでボウルの底にこすりつけるようにして粉類とバターをなじませる。

全体が均一になりまとまってきたら、スケッパーで切るようにして生地をばらけさせる。
ばらけた生地をクッキングシートを敷いたバットに広げ、冷凍庫で15分程冷やし固める。

生地をボウルに戻し、再度スケッパーで細かく切る。ある程度細かくなったら、スケッパーと手で底からすくうような動作を繰り返して角をとり、そぼろ状にする。
そぼろ状になった生地をバットに広げ、冷凍庫で30分以上冷やしカチカチに凍らせる。

凍らせた生地をクッキングシートを敷いたオーブンプレートに広げて、180度のオーブンで約15分焼く。

※ 焼きムラができるので、途中10分でプレートを取り出し、スプーンなどで混ぜ、また薄く広げて焼く。

焼く前のクランブルの写真焼き上がりのクランブルの写真

レシピのヒント

クランブルの混ぜ方

焼きリンゴ

耐熱性のボウルにグラニュー糖とシナモンパウダーを入れ、泡立て器で混ぜる。

バターと水を加えて電子レンジにかける(目安 : 600Wで40秒)。

グラニュー糖、シナモンパウダー、バターを入れたボウルの写真

泡立て器で混ぜて砂糖をとシナモンパウダーを溶かし込む。そのまま冷ます。

砂糖をとシナモンパウダーを溶かし込む様子

りんごはピーラーで皮を薄く剥き、5mm厚さにスライスする。

※ あとでりんごの姿に戻すので、バラバラにならないよう注意。

ピーラーでリンゴの皮をむく様子スライスしたリンゴの写真

1枚ずつ型抜きで芯を抜き、元の姿に組み上げる。

型抜きで芯を抜いたリンゴの写真
組み直したリンゴの写真

りんごのスライスを順番(底→上)にシナモンシロップに潜らせ、耐熱容器の中で元のりんごの姿になるように組み上げていく。

リンゴをシナモンシロップに潜らせる様子耐熱容器に組み上げたリンゴの写真

バターを適量のせ、180℃のオーブンで20分焼く。

バターを乗せた林檎の写真

オーブンから一度取り出し、フォークでりんごの肩の部分をおさえて汁気をきる。
オーブンに戻し、約20分焼く。

※ 汁気を切ることで下部の煮崩れを防ぐ

汁気を切る様子

竹串がすっと通るようになればok。まだ芯があるようであれば焼き時間を延長して調整する。りんごの周りにクランブルを散らし、プリッツを半分に折り芯の部分に飾る

シナモン香る焼きリンゴとクランブル

あとがき

フランスではりんごのシーズンがくると街のパン屋さんでショーソン・オ・ポム(りんごのパイ)が棚に並び始めます。そんな季節がやってくると益々寒さが増して、ああ、そろそろクリスマス、年末だなっと思いを馳せる。

いよいよクリスマスが近づいてくると、レジでお金を払ってパンを受け取る時のいつもの挨拶に「Bonne fête ボンヌ・フェット」 が加わります。フランス語で「記念日を楽しみましょう」「お祝いしましょう」という意味で、「年末年始、家族でよい時間を過ごしてくださいね」という挨拶です。「ありがとう、あなたもね」と返事をしてお店を出ると、冷たい風が頬をピリっと刺激してぎゅっと身を縮め、
まだほんのり温かいパンを腕に抱えてそれぞれ家に帰るフランスの朝の風景。

Aya

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Aya
パリの元パティシエ・2児のママ

飲食の仕事と育児の両方を愉しみながら、デザートやお菓子のレシピ開発をしています。 旅好き。コーヒー好き。食育、有機食材に関心大。ヴィーガンやグルテンフリー、ラクトースフリーでも美味しいお菓子レシピを研究中。

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