実はスパイス類ととても相性の良い柿。柿の濃厚な甘味は、パンチのあるスパイスとバランスが良く、お肉のソースやカレーの隠し味に入れたり、魚料理にハーブと一緒にグリルするなど、幅広く色々なお料理に展開することができます。今回はそんな柿とエスニックなスパイスを使った、食欲そそるエスニック豚しゃぶサラダをご紹介します。カレー粉をベースに香りの良いスパイスとニンニク、そしてアクセントにレモン汁も入れることで、さっぱりでいながら食欲そそる、お箸が止まらなくなるサラダです!
材料(2人分)
豚しゃぶサラダ
- 豚肩ロースしゃぶしゃぶ用200g
- 種無し柿1/2個
- 紫玉ねぎ1/8個
- パクチー1束(約10g)
A. 柿サラダ用マリネ液
- ナンプラー小さじ1
- コリアンダーパウダー小さじ1/3
- クミンパウダー小さじ1/3
- カレー粉小さじ1/2
- オリーブオイル小さじ1
- レモン汁小さじ1
- 輪切り唐辛子小さじ1/2
B. 肉用マリネ液
- すりおろし生姜小さじ1/2
- すりおろしニンニク小さじ1/2
- オリーブオイル小さじ1
- 塩小さじ1/2
A(サラダ用マリネ液の材料)をボウルに入れて混ぜ合わせる。
B(肉用マリネ液)を別のボウルに入れて混ぜ合わせる。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰直前で豚肩ロース肉を3〜4枚ずつ入れて白くなったらザルにあげる。
※一気にたくさんお肉を鍋に入れるとお湯の温度が下がるので、数枚ずつ茹でる。
※沸騰したお湯にお肉を入れると硬くなるので、お湯はボコボコするまで沸騰させない。
※お肉を水にさらすと水っぽくなるので洗わずにザルに上げて常温まで冷ます。
茹でた豚肉を、B(肉用マリネ液)と和える。
種無し柿を3mm幅の千切りにする。紫玉ねぎをうすぎりに、パクチーはざく切りにする。
5をA(サラダ用マリネ液)と和える。
※水気が出ないように食べる直前に和える。
4で和えた豚肉をお皿に盛り付け、その上から6を乗せる。
どんな柿を選んだらいいの?
使用する柿はサラダ向けにパキッと硬めのものがおすすめ!柿は熟す程に皮の色が濃いオレンジ色になってくるので、まだ少し黄色味がかったオレンジ色で皮に張りがあるものを選んでください。
柿にはどんな栄養があるの?
柿の特徴はなんといってもビタミンの含有量。特にビタミンCが豊富で、柿を一つ食べれば一日に必要な量のビタミンCが取れてしまうと言われているほど!その他にも食物繊維やB-カロテンもたっぷり入っており、まさに健康維持や免疫力アップにぴったりのフルーツです。
柿と相性の良いスパイスは?
酸味とクセがなく甘味が強い柿には香りと味が強いスパイスがマッチします。今回はカレー粉以外にスパイシーな香りとほのかな苦味が特徴的なクミン、そして柑橘っぽい香りが爽やかなコリアンダーを使用しました。どちらもスパイスの中では個性の強い種類ですが、柿の甘味と同時にキレのあるスパイスが食べた瞬間に口に広がり、見事なマリアージュが楽しめます。
このレシピのポイント!
使用する豚肉は程良く脂身がある豚肩ロース肉がおすすめです。常温になってもパサつかずしっとりとして、さっぱりとした柿のサラダと良く合います。サラダは和えてから時間が経つと水分が出てしんなりしてしまうので食べる直前に作ってください。辛いのがお好きな方は一味唐辛子をサラダにプラスしてお召し上がりください!