
山口県柳井市にある「ホシフルーツ」は、フルーツのギフトボックスや、フレッシュフルーツを贅沢に使用したケーキやパフェが人気のお店です。季節限定の商品も多く、訪れるたびに新しい驚きと感動を与えてくれます。
そんなホシフルーツの誕生秘話から仕入れへのこだわり、商品開発の裏側、今後の展望までを、スイーツ事業部の小野清夏さんにお伺いしました。
ブランド誕生のきっかけ。“フルーツの目利き”とともに始まった挑戦

ホシフルーツが誕生したのは2012年のこと。運営元である株式会社アデリーは、長年に渡ってギフト卸業を手がけており、仕入れ先として信頼を寄せていたフルーツの目利き職人と、深いつながりがありました。「いつか自社のスイーツブランドを持ちたい」というアデリーの想いに、その目利きが賛同し、タッグを組むかたちでホシフルーツがスタートしました。
ブランド名「ホシフルーツ」には、創業時の原体験が反映されています。アデリーの本社があるのは、自然に囲まれた静かな場所。夜遅くまで働いた帰り道、ふと見上げた夜空に輝く星の美しさに心が癒やされ、「フルーツやスイーツも、誰かを癒し感動を与える存在でありたい」という想いから名付けられました。
フルーツのプロが毎朝市場へ。“最高の状態”を見極める仕入れと徹底した管理体制

ホシフルーツの強みの一つが、経験豊富な目利きによる仕入れ体制です。広島や岡山の市場に精通したプロフェッショナルが毎朝市場に足を運び、「その日もっとも良い状態のフルーツ」を見極めて仕入れています。
仕入れるフルーツは大きく分けて2種類。贈答用として「日持ちするもの」、ケーキ・パフェ用として「すぐに使うべきもの」とで仕入れのタイミングや品種も細かく調整しています。特に、ケーキやパフェで使うものは、パティシエが求める基準や味を細かく伝え、それに合わせて目利きが市場で選び抜くという、チーム連携の体制を整えることによって、高い品質が保たれているのです。
さらに、フルーツは時間とともに品質が変化していくため、店舗では朝・昼・晩の1日3回のチェックを実施。常にベストな状態でお客様に提供できるよう、緻密に管理されています。
また、ホシフルーツでは地元農家とのつながりも大切にしています。柳井いちごや大島のみかんなど、顔の見える生産者との関係を築きながら、質の高い地元産フルーツを積極的に使用。地域の味を全国に届ける架け橋にもなっています。
人気No.1は「パフェ」!職人の技と情熱が詰まった、贅沢な一品

ホシフルーツの看板商品といえば、ボリューム満点のパフェ。ジュレやコンフィチュールはもちろん、生クリームも脂肪分の異なるものを独自にブレンドし、飾りのチョコまでも手作りという徹底ぶりです。もはや“趣味の世界”と表現するほど、細部にまでこだわりが詰まっています。
新作が出るたびに訪れるファンも多く、神奈川県や山梨県など、遠方から足を運ばれる方もいるそう。「季節限定パフェ」は特に人気で「ホシフルーツといえばパフェ」といわれるほど、ブランドの象徴として愛されています。
ケーキでは「純生クリームの贅沢ホシフルーツロール」が人気!

観光地のように愛される存在を目指して。地元に根ざし、全国へ広がるブランドへ

ホシフルーツは2023年にリニューアルオープンを迎え、メニューやイートインスペースがさらにグレードアップしました。店内にはたくさんのグリーンが配置され、癒しの空間に。キッズスペースや授乳室、おむつ替えスペースも完備されており、子育て中のママやパパもゆっくりと過ごせる環境が整っています。
小野さんは、「このお店を目指して柳井市に来てもらえるような、観光地のような存在になりたい」と語ります。その言葉のとおり、ホシフルーツは地元だけでなく県外からも注目を集める存在に成長中です。実際に、全国からポップアップの出店依頼が多数寄せられており、その魅力は着実に広がりを見せています。
遠方でなかなか足を運べないという方は、ぜひオンラインストアをチェックしてみてください。

年間117万個を売り上げる「ナッツとドライフルーツの 贅沢ブラウニー」や、旬の味わいを詰め込んだ「本日の厳選フルーツ詰合せ」など、定番から季節限定のギフトまで、多彩なスイーツを自宅で楽しむことができます。贅沢気分を味わえるスイーツは、贈り物にはもちろん、自分へのご褒美にもぴったりです。
〒742-0031 山口県柳井市南町3丁目4-7
TEL:0820-24-6060
営業時間:9:45~18:00
定休日:毎週水曜日 ※祝日・繁忙期は除く