
材料(4コ分)
アップルパイ〜ショーソン・オ・ポム〜
- りんご1コ(正味170g)
- グラニュー糖大さじ1(約13g)
- 片栗粉小さじ1(約3g)
- シナモンパウダー適量
- レモン汁※小さじ1/2
- 冷凍パイシート1枚
- 打ち粉(強力粉) 適量
※ 紅玉など、酸味が強いリンゴで作る場合はレモン汁を省いてください。レシピではジョナゴールドを使用。
塗り卵
- 卵黄 1コ
- 牛乳小さじ1
シロップ
- グラニュー糖20g
- 水 25ml
<準備する道具>
・セルクル(直径9cm):セリアで購入した丸い抜き型で、9cmと8,5cmの2コセット
・カッターナイフ:洗浄し、清潔な状態のもの。包丁でも可。
<今回使用した材料詳細>
・ポッカサッポロフード&ビバレッジ「ポッカレモン」
・ニップン「発酵バター入りパイシート」約18cm×18cm、2枚入り

作り方
アップルパイ~ショーソン・オ・ポム~
【下準備】
・塗り卵の材料を合わせてよく溶いておく。
・シロップの材料を耐熱容器に入れる。電子レンジで加熱(600W、30秒)して、よく混ぜて砂糖を溶かしておく。
【りんごのフィリングを作る】
りんごはピーラーで皮をむき、4つ切りにする。包丁でヘタと芯を除いて1cm角にカットし、耐熱ボウルに入れる。


グラニュー糖とシナモン、片栗粉を混ぜ合わせ、りんごにふりかける。底から混ぜて全体に砂糖をまとわせたら、ラップをかけて電子レンジで加熱する。(600W、4分)

ゴムベラで混ぜて全体が均一になったら、バットなどに取り出し、ラップをかけて密着させる。保冷剤があれば上にのせて手早く冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やす。

【成形】
冷凍パイシートを5分程常温に出して半解凍し、扱いやすい固さになったら麺棒でひとまわり大きくのばして丸型が4枚抜ける大きさに調整する。冷凍庫で5~10分ほど冷やして生地を締めておく。
※表面がベタつくようなら、作業台に軽く打ち粉をしておく。
パイ生地を9cmのセルクルで抜く。
※作業していないパイ生地は冷蔵庫や冷凍庫で冷やして、焼く直前まで生地がダレない状態を保つと綺麗な層に焼き上がります。冷蔵庫内ではラップはかけなくてOK!


セルクルで抜いた生地の両面に軽く打ち粉(強力粉)をする。
優しい力加減で真ん中の部分だけをめん棒でのばし、楕円形にする。
指で生地の縁に水(分量外)を塗る。
りんごのフィリングを生地の中央にのせ、半分に折りたたむ。
まず中央を接着させ、左右にむかって空気を抜きながら上下の生地を接着させていく。
※フィリングの量が多いと焼いた際に漏れるので注意する。
包丁の背を使ってシクテ※1する。
※1 生地の縁を押さえた指に沿わせた包丁の背で生地を斜めに食い込ませ、上と下の生地を接着させる作業のこと。フランスの製菓用語で「chiqueter(シクテ)」といいます。等間隔に入れることで、均一に膨らむようになり、見栄えも良くなります。
つまようじや竹串で空気穴を6~7か所開け、冷蔵庫で30分程しっかりと休ませる。
※生地がだいぶ緩んでいるようなら、冷凍庫で15~20分でもOK。触ってみて生地の固さを確認し、冷やす時間を調整する。

2度めの塗り卵を塗り、包丁やカッターナイフで模様を描く(生地の厚みの1/3くらいに薄く切り込みを入れるイメージ))

目立たないように模様に沿って空気穴を5~6箇所ほど開ける。ここでオーブンの予熱(210℃)を開始する。予熱が終わるまでの間、冷蔵庫で生地を休ませておく。
※ここではラップをかけず、冷蔵庫内で生地の表面を乾燥させます。
【焼成】
オーブンプレートにパイを並べ、それぞれに空間を広くとる。シクテをした側を奥にしてオーブンに入れる。

210℃で15分、扉を開けずに170℃に落として15分焼いたら、プレートを反転させてさらに5分焼いてパイ生地の中心までしっかり火を通す。
焼き上がり直後、熱々のうちに、刷毛でシロップを塗ってツヤ出しをする。


焼きたての熱々のパイにバニラアイスを添えて食べるのもオススメです♪
冷めたパイは電子レンジ(200W、約30秒)で中身を温めてから、トースターで表面を軽く焼くと焼き立てのように熱々で召し上がっていただけます。
もちろん常温で食べてもgood!
レシピのヒント
成形の仕方
レシピのヒント
塗り卵~模様のつけ方
あとがき
ショーソン・オ・ポムは、折り込みパイ生地にりんごのコンポートを詰めて焼き上げたフランスの伝統的な菓子パンで、寒くなってりんごの季節がやってくると、あちこちのパン屋さんのショーケースに並びます。パイ生地を使ったタルトは形が様々なのですが、ショーソンは半月形なのが特徴で、スリッパの先端のような形をしていることから、りんごのスリッパ(Chausson aux pomme ショーソン・オ・ポム)という名前がついたとか。形から連想するのは、いかにもフランス人らしい名前の付け方だなって思っちゃいました。
パイ生地に合わせるなら、りんごは味が濃く、酸味が強い紅玉がおすすめですが、今回はより身近で手に入りやすいジョナゴールドを使っています。加熱すると酸味が立つので、レモン果汁を少量加えるだけで味がぐっと締まり、バターの香りがじゅわっとくるパイ生地にもりんご感をしっかり主張してくれます!もし紅玉で作る場合は、分量のレモン果汁を省いて作ってくださいね。
りんごのフィリングにバターを加えないのもこだわりポイント♪ りんごの優しい甘さと酸味がより際立ち、発酵バターを使ったパイ生地とのバランスを絶妙にとって軽い食べ心地のアップルパイに仕上がってます。































