
以前圃場を見学させていただいた長野県の農家、オサダ商店さんから、できたてのりんごチップスが届きました。
このりんごチップスは、完熟りんごを乾燥させて作られており、油で揚げたり砂糖を使ったりしていません。原材料はりんごのみ!素材の味だけなのですが、これがなんとも滋味深く心が安らぐ味わいなのです!さっくり軽い食感で、ゆっくり噛むと、じんわり凝縮された甘酸っぱさが口の中に広がっていきます。
りんごチップスはオリジナルとプレミアムの2種類が楽しめる
オサダ商店さんのりんごチップスは、オリジナルとプレミアムの2種類あります。りんごチップス・オリジナルはカットされたりんごが波打っていて、甘みと一緒に優しい酸味を感じ、爽やかな味わいです。この甘酸っぱさはいくらでも食べれてしまう…!


りんごチップス・プレミアムは、平たく整った形状で、口に入れてすぐにしっかりした甘さを感じます。噛むとどんどん濃い甘みが出てきました。酸味は控えめな印象です。納得のプレミアム感!濃密な甘みを堪能したい方におすすめです!


香りの面では、2つの差はそんなにないのかなと感じました。どちらもサクッとし軽い食感は一緒です。
りんごは、乾燥させるとビタミンCやカリウムなどの栄養価が格段に上がるそう。また、りんごの皮は食物繊維やポリフェノールが豊富で、皮に一番栄養があると言われています。
ドライフルーツになっていると、栄養価の高い皮まで食べやすいので、美容と健康を意識する方にもおすすめです。ダイエット中の間食やお子様のおやつにもいいですよね。罪悪感が無いのでますますたくさん食べてしまう…!
このりんごチップスは、樹齢30〜50年を越える木から獲れた「りんご」のみで作られているそうです。店主自らの手で栽培・収穫したりんごを低温管理で熟成させながら、スライスして乾燥させています。りんごの品種はお任せ。大人気商品で、昨年は完売が続いていたとか!製造できる量に限りがあるため、お1人様1点までといった販売制限もありました。
畑と自然に向き合う自家農法で作られたりんご

このりんごチップスを作っているのは、元・理学療法士で土壌育成家のオサダ商店 店主、オサダユウタさん。長野県千曲市で、代々農業に携わる長田家の長男として生まれ、幼いころから畑と田んぼに囲まれて暮らしていたそうです。

現在は、肥料や農薬に頼らない独自の「自家農法」で農作物を育てており、様々な農法のいいとこ取りをしつつ、実験と研究を重ねていらっしゃいます。
美味しいりんごができるには、「木そのものの免疫力を引き出す必要がある」と仰っていたのが印象的でした。りんごの樹木自体が寒暖差や気候変動に耐える強さと体力を持っており、免疫力が強く備わっているため、果実にはしっかりした甘さとよい触感が生まれるそうです。
なるべく自然の環境に即していながら、その作物に適した環境を用意する必要があるそうで、畑自体の免疫力、そして生命力を引き出して高めていけるかも大事なんですって。
圃場を歩き回りながらお話を聞く中で感じたのは、美味しいと体にいいと環境にいいは、全て関係していて共存できるということです。真摯に作物や自然と向き合うオサダさんの姿に、静かな感動を覚えました。

あとがき
オサダ商店さんの圃場は、長野県の山深い場所にありました。伺ったのは9月。
収穫時期が早い品種のりんごが色づき始める頃です。あちこちから水の流れる音が聞こえ、澄んだ空気が辺りを包んでいました。
オサダさんはりんごの他にもお米を育てていらっしゃったので、田んぼも見学させていただきました。お米も、自然の力とお米自身の免疫力を引き出す農法をされているそうで、稲がピンと力強く生えており、生き生きとしていました。
