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タイの万能フルーツ「タマリンド」とは?人気コンビニ菓子3選も実食レポ

伸び太

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自然体デザイナー

サワディチャオ!チェンマイに住んで長くなりますが、市場を歩くたびに新しい発見があるのがこの街の魅力です 。

先日、馴染みの市場へ足を運んだ際、目に飛び込んできたのがカゴいっぱいに盛られた茶色の不思議な実 。そう、今まさにチェンマイで旬を迎えている「タマリンド(タイ語:マカム)」です 。この力強い「旬」のエネルギーに惹かれ、今回はタマリンドの奥深い世界をご紹介することにしました。

山盛りのタマリンドが売られている様子

初めてタマリンドを見る日本人の多くは、きっとこう思うはずです。
「え、これって大きな枝豆……? それとも、枯れたソラマメ?(笑)」

山盛りのタマリンドからひとつ手に取った写真

タマリンドはマメ科の植物。長さ10〜15cmほどの、少しカーブした茶色の殻に覆われています。フルーツと聞いてキラキラした瑞々しさを想像していると、その無骨でドライなビジュアルに驚かされるかもしれません。

手に取ってみると、見た目以上に軽く、振ると中で実が揺れる「カラカラ」という乾いた音がします。この素朴な外見の中に、あんなに濃厚な味わいが隠されているとは、パッと見では想像もつきません。

さっそく、この不思議な実を剥いてみましょう。タマリンドを食べる時のワクワク感は、この「殻剥き」から始まります。

タマリンドを持っている写真
パリパリのタマリンドの殻をむいた様子。ねっとりした果肉が詰まっている。

【剥き方のコツ】 完熟したタマリンドの殻は、驚くほどパリパリと繊細です。指先で軽く力を入れると、まるで薄い卵の殻のように簡単に割れます。中からは、濃い茶色のねっとりとした果肉が登場。果肉の周りには、樹の根っこのような細い繊維(脈)が張り巡らされているので、これを取り除きながら食べていきます。

タマリンドの果肉のアップ
しっとりしたタマリンドの果肉に指で触れる様子

【果肉の質感】 指で触れると、しっとり、そして少しベタつくような質感。この感触は、まさに日本の「干し柿」にそっくりです。フルーツというよりは、ドライフルーツや上質な和菓子のような重厚感があります。

さて、気になるそのお味。ひと口かじってみると、まずはガツンと力強い甘みが広がります。
「えっ、こんなに甘いの?」
と驚いた直後、追いかけるように爽やかな酸味が鼻を抜けていきます。この「濃厚な甘み」と「キレのある酸味」のバランスこそが、タマリンドの醍醐味。タイ料理のパッタイやスープに欠かせない「酸味の決め手」として重宝される理由が、生の実を食べるとよく分かります。

黒くて硬いタマリンドの種とやわらかい果肉を手のひらににのせた写真

果肉の中には、黒くて硬い種がいくつか隠れています。この種を口の中で転がしながら、周りの美味しい果肉をじっくりと味わう時間は、チェンマイののんびりした午後のティータイムにぴったり。お茶請けとしても、これ以上のものはないかもしれません。

生のフルーツも最高ですが、タイのセブンイレブンはタマリンド菓子の宝庫です。こんなにたくさんのお菓子が!!

タイのセブンイレブンのお菓子コーナーの写真
タイのセブンイレブンのお菓子コーナーで、タマリンドのお菓子が売られている様子
タイのコンビニでタマリンドのお菓子が何種類も並んでいる様子

今回は(完全に私の独断と偏見で)特におすすめの3つをご紹介します。

① TAMARIND HOUSE(タマリンド・ハウス):素材で勝負の王道派

コンビニに陳列されたTAMARIND HOUSE(タマリンド・ハウス)

紫のパッケージが目を引くこちらは、砂糖不使用、100%ナチュラルなドライタマリンドです。タイの中でも特に甘みが強いことで知られる「シーチョンプー種」が使われており、素材本来の力強い甘さが楽しめます。種抜きなのでそのままパクパク食べられるのも嬉しいポイント。ねっとりとした食感はまるで高級な干し柿のようで、お茶請けにもぴったりな贅沢感があります。

② SARACH(サーラチャ):クセになる「甘・酸・辛」の衝撃

コンビニに陳列されたSARACH(サーラチャ)

オレンジ色のパッケージは、1982年創業の老舗「SARACH」のもの。右側はタマリンドに「梅パウダー」と「唐辛子」をまぶした、タイでは定番の味付けです。最初は梅の酸味、次にタマリンドの甘みが広がり、最後にピリッとした刺激が追いかけてきます。左側はハチミツ風味。この黄金レトロで力強いタイ文字のデザインが目印。

③ JEEDJARD(ジードジャード):グミ感覚で楽しめるポップな一粒

最後は、かわいい女の子のキャラクターが目印の「JEEDJARD」。

コンビニに陳列されたJEEDJARD(ジードジャード)

一口サイズの「スウィート・タマリンド」です。果肉をギュッと練り固めたようなソフトキャンディに近い食感で、小腹が空いた時にちょうどいいサイズ感。バッグに忍ばせておいたり、お土産として配ったりするのにも最適です。

机に一袋ずつ並んだタマリンドのお菓子(TAMARIND HOUSE・ SARACH・JEEDJARD)

三者三様の味わいがあるタマリンド菓子。素材そのものの味を楽しむもよし、タイらしい刺激的な味に挑戦するもよし。コンビニで手軽に買える「天然のスイーツ」を、ぜひ体験してみてください。

タマリンドは、その高い栄養価から「万能スーパーフルーツ」とも呼ばれています。タイ料理に欠かせない「酸味」の主役として、パッタイやスープの隠し味に大活躍しています。

さらに、美容大国タイでは「天然の整腸剤」としての信頼も絶大です。スーパーや薬局に行くと、必ずといっていいほどタマリンド関連のヘルスケア商品が並んでいます。

最近人気なのが、高機能ファイバードリンク。タマリンド果汁にたっぷりの食物繊維を配合したドリンクパウダー。なんと一袋で15,000mgもの食物繊維を摂取できるものもあり、0%シュガー・0%ファットと、健康意識の高い層に支持されています。

タイの薬局に並ぶ、タマリンドを使用したヘルスケア商品の写真

まさに、食べて良し、料理して良し、整えて良し。その万能さには日々驚かされます。

【注意】薬局で探す時は、名前をチェック!

タイの暮らしに欠かせないタマリンド。そのお通じ改善パワーは絶大ですが、薬局でお薬を探す際は少しだけ注意が必要です。

タイの薬局に陳列された整腸剤「マカム・ケーク」の写真

タイの薬局でよく見かける『マカム・ケーク』。名前にタマリンド(マカム)と付いていますが、実はタマリンドそのものではなく、強力な整腸作用を持つ『センナ』という別のハーブのことなんです。タマリンドの整腸パワーが、いかにタイの人々に信頼されているかがわかるネーミングですよね。マカム・ケークはマカムと書いてあっても、タマリンドとは別物なので注意しましょう。

使い分けのポイント
○ おやつ感覚で美味しくスッキリしたいなら、タマリンド(マカム)。
○ どうしても出ない時のレスキューとして使うのが、センナ(マカム・ケーク)。

間違えて「マカム・ケーク」をドライフルーツ感覚で常用してしまうと、お腹が大変なことになってしまうので名前の違いを覚えておくと安心ですよ。

最初は「枯れ枝」のように見えたタマリンドも、その味を知れば、市場で探さずにはいられない愛おしい存在に変わるはず。

タイの市場でネットいっぱいに詰めて販売されているタマリンドの写真

チェンマイの市場で見かけたら、まずは一束買ってみてください。パキパキと殻を剥く楽しさと、濃厚な甘酸っぱさ。そして帰りにセブンイレブンでお菓子をチェックする。そんな「タマリンド三昧」な一日を、ぜひ体験してみてくださいね。

サワディーチャオ!

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自然体デザイナー

世界中の珍しいフルーツや植物を探しながら、自然と人が境界なく融合していくライフスタイルに日々挑戦しています。

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